二十四節気の17番目「寒露」(かんろ)
2023年の「寒露」(かんろ)は10月8日〜の15日間
今日は二十四節気の「寒露」ですね。
太陽の動きを元に1年を24分割して季節の目安としてきたものが二十四節気(にじゅうしせっき)です。稲作・農耕文化だった日本人は気温や気候の変化を捉えた二十四節気とさらに細かく分割した七十二候(しちじゅうにこう)を使って「季節の変化」を敏感にそして絶妙に言い表し捉えて生活してきたわけです。
ニュースなどで「今日は暦の上では○○です・・・」の決まり文句で始まるARE(アレ)です(笑)
つい最近まで猛暑日だの真夏日だのと大騒ぎしていたのが懐かしい感じがするのは私だけでしょうか?
「寒露」は秋が深まり朝晩の冷え込みや吹く風に冷たさを感じる頃ですよ〜!ってコトになり、暦の上での季節は「晩秋」にあたるらしいです。ちょっと違和感というかズレを感じますよね。
「暦(こよみ)」はそもそも中国由来で旧暦を元にしていますので当たり前のことではありますが、地球温暖化の影響なのか? 昨今の長く暑過ぎる夏、短い秋に至ってはさらにズレが大きく感じるかもしれませんね。
しかしながらこの数日でめっきり秋らしく、朝晩は寒さを感じる程に気温が下がっていることを考えると暦は今の時代でも日本の四季を感じる指標と言って良いと思います。
二十四節気では、「寒露」の前が秋分、その前が「白露」
両方に「露」の文字が入ってますね。
大気が冷えて草木に露が見られるようになるのが「白露」、その大気がさらに冷えて、降りた露が冷たくなるのが「寒露」というわけです。
そして「寒露」の次は「霜降(そうこう)」
露から霜へ、秋から冬へ、季節の変化が「漢字2文字」で的確に表現されていることに毎回感心してしまいます。
科学的な事実だけではなく、感覚を大切にして「空気の変化」や「季節の匂い」を感じることで「ちょっと心豊かな生活」になるような気がしませんか?!
皆さんは秋をどこで感じますか?
空気の冷たさや匂いですか?
スッキリ晴れた秋空やウロコ雲を見た時ですか?
それともやっぱり、松茸や栗など食べ物ですか?
機会があれば「むぎ文庫」でグルメ談義的な雑談会したいですね。
それではまた〜